日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第59回研究発表大会
セッションID: 3-16
会議情報

木工の接ぎ手を用いた発散的思考と収束的思考の玩具制作の試み
田中 隆充澤口 敬志下山 恵
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究は、木材同士を接合する伝統的な「接ぎ手」を応用した木工玩具の考え方と提案の試みである。多くの木材による伝統的な家具や建築物における木材同士の接合方法は多くの‘接ぎ手’を先人達の職人から受け継いでおり、その接ぎ手は木材同士による立体物を形成するためには不可欠な技術である。従来見せる必要がない接ぎ手をあえて可視化できるようにすることで、新規的な玩具の開発が可能となると考え、実際に試作を行い、岩手大学教育学部附属幼稚園、久慈地方森林組合と共同で制作を行った。

著者関連情報
© 2012 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top