抄録
現在、Skypeなどのインターネット通話ツールを利用して、離れた人々が通話しても、楽しい対話の「思い出」が形として残らない。また、昔の手紙による通信手段の「暖かみ」が現存の通話ツールでは少しずつ薄れていく。そこで、対話を「もの」として残してみたいと考えた。実体験として、私は留学生なので、家族となかなか会えない、普段はSkypeなどの通話ツールを使って連絡を取っている。しかし、Skypeでは家族と一緒に楽しく話したことが残らないのが残念だと感じた。そこから、私は「対話の楽しみを絵本で残すネット通話ツール」を提案することで、留学生活の「思い」を残せると考え、「TALKTURE」をデザインした。