抄録
覆砂材の有無や種類によって底層水の溶存酸素(以下,DOと略す)量の改善効果がどのように異なるか等を,室内実験により検討した.実験方法としては,アクリル製カラムにて東京湾で採取した不攪乱底質を用いた比較バッチ実験を採用した.所定の条件のもと,覆砂材の違いによって,直上水のDO消費速度やpH等がどのように違ってくるかを把握することに特化する内容とした.材質や粒径の異なる9種類の覆砂材を用いて設定した各ケースについて,直上水のDO消費速度等を算出し比較した結果,材質としてはシラスや石炭灰造粒物,粒径としてはより細かい方が,概ねDO消費速度が小さい傾向が見られた.