抄録
ワークショップにおけるリフレクションを支えるためのツールECD(Event Capturing Divice)の開発をおこなっている。リフレクションでは、他者の考えを交換しながら、出来事の解釈を深めていく。ツールのコンセプトは、観察内容の解釈を固定せず、常に分析したものが解釈を生み出していくこととした。研究目的は、ツールの機能構造をもとに、出来事を振り返り解釈する仕組みとして捉え、それをデザイン方法の手がかりとすることである。ECDは、iPadを装置としたソフトウェアで動画記録による観察ツールである。出来事全体から、重要な場面をキャプチャー(Capturing)で選抜し、いくつかのアノテーション機能による記述や画面の比較によって、解釈を掘り下げていく。さらに「同じ場面を解釈の違いでグループ化」したり、「場面の前後の時間的流れでグループ化」することで、出来事の意味を深めていく。