抄録
子どもの傷害予防を科学的に進めるためには、子どもの身体寸法や行動特性に関するデータを整備し、これに基づいて日用品や環境の設計を行う必要がある。産業技術総合研究所と日本インダストリアルデザイナー協会が協力し、これまで整備されてきた日本人の子どものデータ(6カ月~13歳, 2,228人)を加工することで、危険性確認ツールの開発を行った。1) 年齢別身体寸法・行動特性・事故統計のデータブック(書籍):6カ月~9歳の身体寸法(27項目の全身寸法データ、28項目の手・足に関する寸法データ)と行動特性データ(つまむ、ドアを引く、ひねる際の力、乗り越えられる高さ、すり抜けられる幅、くぐりぬけられる高さなど)、2) 1歳、3歳、6歳の原寸大トルソー(ダミー)、3) 1歳、3歳、6歳の手、足部のトルソー(ダミー)、4) 1歳、3歳、6歳の原寸大のエアーマネキンを開発した。