日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第60回研究発表大会
セッションID: 4B-06
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入院用ベッドの設計要件抽出に関する研究
看護師の負担軽減と院内移動効率化を目指して
鶴見 慎吾國本 桂史
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抄録
本研究の目的は、病院内における医療用ベッドの移動形態について現状把握し、その中で問題となっている看護師負担の要素を解明し、その問題解決のための医療用ベッドの設計要件抽出を行うことである。まず、問題となっている看護師負担の要素の解明については、現状の病院移動体制とベッドメーカーの認識の間に隔たりが生じており、それによって人間と製品の不適合が明確となった。一般的には2人で医療用ベッドを運ぶことになっているが、実際の病院の移動体制では看護師1人で運んでいた。それに伴い、医療用ベッドとその移動環境との関係性が不適切であった事から、移動時の衝突も発生するという悪循環を生んでいた。これらの問題解決のための医療用ベッドの設計要件抽出については、看護師一人で運ぶことができ、万が一に備え衝突の衝撃を緩和する事ができる医療用ベッドの設計が必要である。設計要件の結論として、新しく提案する医療用ベッドに、手元のグリップでコントロールを可能とする前輪ステアリング、前輪駆動機能を設けることが問題の解決策である。
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© 2013 日本デザイン学会
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