日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第61回研究発表大会
セッションID: A5-06
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揚抗比に優れた地面効果機デザインの基礎研究
東 大輔石井 明中井 孝信
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抄録

地球温暖化、環境問題、化石燃料の枯渇などの問題が深刻化し、自動車に限らず航空機や船舶などの輸送機器メーカーはエネルギー効率に優れた輸送機器の開発に多大な労力とコストを費やしている。本研究では四方を海に囲まれる我が国の地形に適し、高いエネルギー効率で大量の物資を高速に移動できる新たな地面効果機のデザイン提案を行う。航空機の場合、エネルギー効率が高いとは揚抗比が高いということである。そこで本研究ではデザイン展開に先立ち、地面効果機に適した基本デザインを検討すべくE193翼型モデルとデルタ翼モデルの2ケースの空力特性を風洞試験で調査し、E193翼型モデルが揚抗比に優れることを示した。この結果を踏まえ、機体胴体の断面をE193翼型とし、左右に主翼を伸ばした新たな地面効果機のデザインを提案し、試作モデルを製作した。

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