抄録
私は、美術大学でデザインを学ぶ中でたくさんの発見があった。それでも、目に見える「もの」を作ったことに満足してしまっていた。せっかく行ったデザイン活動を記述しなければ、その場限りの盛り上がりで忘れてしまうため、ふり返りをして残しておくことは大切であると気付いた。
そこで、協働的な活動の参加者が自分たちの活動の価値を発見するやり方とツールをデザインした。それを「活動ビュアー」と名付けた。学習活動のような協調的に行われる活動を題材とし、まずは写真と言葉で記したみんなの視点から活動を切り取った一人称視点の「知」を紙の上に集積、再構成する。そして、時系列順に並べられたみんなの「知」を順に辿っていき、その活動をもう一度頭の中の「認識の世界」で再体験する。改めて活動を味わうことをすると、他の人の「知」が 共有され、自分の意見が深化し「活動の価値」に気が付くことができる。