日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第62回研究発表大会
セッションID: A6-04
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プレイスメイキングの定義・原則と場の評価項目に関する考察
プロジェクト・フォー・パブリックスペースによる原則と指針を通して
三友 奈々
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抄録

米国では、「プレイスメイキング(Placemaking); 以下、 PM」という考え方の下、公園や広場、街路といった公的空間(パ ブリックスペース)の計画・設計、運営が行われ、周辺の住民 や就業者のサードプレイスとなっている。また、都市部の公的空間の一部は訪問者や観光客の「居場所」になっている例も見られる。 我が国では、2014 年度に国土交通省都市局主催で PM フォーラムとシンポジウムが開催される等、本概念に注目が集まり、 様々なまちで検討・試行されはじめている。 しかし、コミュニティの再生や賑わいの創出といったまちな かの居場所づくりに寄与する概念であると確信しながらも、その定義は曖昧であり、具体的手法もほとんど示されていない。 本稿では、文献調査からPM の定義を概観し、PM の原則について示した上で、PM における公的空間の場の評価項目について考察し、本概念の明確化を試みることを目的とする。 

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© 2015 日本デザイン学会
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