日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第62回研究発表大会
セッションID: B3-01
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八女福島の燈籠人形舞台背景幕修復・制作事業について
井上 友子佐藤 佳代青木 幹太星野 浩司佐藤 慈荒巻 大樹南 聡
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抄録
2013年11月、八女福島燈籠人形保存会と八女教育委員会から九州産業大学芸術学部に依頼された「八女福島の燈籠人形舞台背景幕」の修復・制作事業は、日本画専攻の教員と学生が中心となり2014年4月から8月までの5ヶ月で1枚が試作された。殺生を戒める宗教儀式の奉納行事として、秋分の日を挟む3日間に八幡宮の境内で催される人形芝居は240年以上の歴史を担っており、1952年に福岡県の無形文化財に、また1977年には国の重要無形民俗文化財に指定されている。
2008年、愛知県のからくり人形工房によって「人形」の新調が行なわれた。しかし、戦後見つかった損傷の進んだ背景幕の修復が懸案事項となっていたため、保存会から本学芸術学部に修復・制作が依頼されたのである。「重文」の人形芝居を演出する「背景幕」の制作には慎重が期され、時間をかけて調査と研究が重ねられた。今後は、失われた背景幕の補充も含め、21枚の制作が予定されている。
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© 2015 日本デザイン学会
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