日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: C7-05
会議情報

楷書体の完成期
初唐の褚遂良と褚体
李 超
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
漢字書体には、一般的に篆隷草行楷という五種類の書体がある。楷書は最も遅れて成立した書体で、中国の唐の初期に完成された。書体としての完成度も高い。今までにも漢字の中で最も基準となる書体であるとされており、これにかわる書体は現れていない。初唐に書道の名人・大家が多数輩出されたことは古今にその例を見ない。中でも欧陽詢・虞世南・褚遂良の三人の大家を初唐の三大家と称し、この三大家に至って楷書は最高の完成域に到達する。褚遂良は欧陽詢、虞世南よりも若いだけに、両先輩の長所をとって、追随を完全に脱却して、独自の渾然たる境地に達したとするのは定評となっている。本考察は、褚遂良の作品と他の書家の作品を通して、比較しながら、褚遂良の書体の特徴をとらえることを目的とする。
著者関連情報
© 2016 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top