抄録
現在日本では、2020年に開催予定の東京オリンピックをきっかけに、様々な都市の作り変えが計画されている。将来大きな状況の変化が起こる交通分野において価値のあるサービスを考案するために、変化の最中にある都市・交通・駅の将来像を正しく捉えてビジョンを描くことが必要であると考えられる。そこで、先行する研究として、政治、経済、社会、技術の観点から情報を収集し、社会変化の要因を抽出するPEST分析を応用して社会の変化を分析し、都市・交通・駅の将来ビジョンを創出した。創出された将来ビジョンは、個人規模/都市規模、利用者視点/事業者視点、パーソナルモビリティ視点/公共交通視点など、多角的な視点から人の持つ価値の変化や、社会の仕組みにおける変化を描いている。本研究ではこの将来ビジョンを基に、未来の人々の生活シナリオをビジュアライズ化すると共に、サービスの創造を行った。サービスの対象年代は、将来ビジョンの中で社会変化の分岐点となることが予想された2030年とした