抄録
災害時の避難において,空間利用者にとってサインは重要な情報源である。非常口を示すピクトグラムや避難経路,避難場所を示す誘導サイン,それぞれの位置関係を示す避難マップなど,様々なサインが減災に貢献しているといえる。我が国はこれまでにも大規模な自然災害に度々襲われてきており,その度に円滑な避難誘導など防災,減災のあり方についても議論されてきた。そこで本稿では,今後の安全・安心な社会システムの構築を目指したサインによる情報提供の最適化を目的とした本研究の今後の進め方についての概要と福井県,石川県,東京都の臨海地域の事例を中心に調査結果を報告する。