抄録
九州産業大学芸術学部では、大学周辺の企業や自治体と連携しながら、地域活性化を目的とした産学連携教育プログラムを継続的に行ってきた。近年では、映像を活用したプロジェクトも活発化しており、2013度には、デザイン学科の学生が中心となってリ・デザインされた博多人形の広報・宣伝を目的とした「博多人形PV制作プロジェクト」が実施され、ストップモーション・アニメーション、3DCG、プロジェクション・マッピングなどを活用した映像作品が制作された。2014年度には、博多織の魅力を子どもや若い世代に知ってもらうことを目的として、博多織の由来、献上柄の開設などを分かりやすくまとめたモーション・インフォグラフィックスや、献上柄の博多帯をイメージしたプロジェクション・マッピング等を制作した。2015年度には、これまでの成果を踏まえつつ、博多織と大川家具の振興を目的とした映像制作プロジェクトが立ち上げられた。本研究では、このプロジェクトの活動内容とその成果について報告するとともに、プロジェクト型教育による教育効果について検討する。さらに、大学のメリットを活かした学科連携による地域振興の可能性についても考察する。