日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: PA-02
会議情報

自閉症スペクトラムの聴覚経験を追体験する ワークショップと展示編
共感のための球状装置開発
村上 泰介
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
自閉症スペクトラム(以下ASD)は感覚統合に問題を抱えている. これは感覚処理の過程による世界の認知が定型発達(以下TD)と異なることを意味している.
筆者はASD の感覚経験をシミュレートする研究を進めている.本研究ではASD の感覚特性に着目し, その聴覚をシミュレーションする装置を制作した.
本制作によって制作された装置を使って子ども向けのワークショップを実施し, インタビューをしたところ, 彼らの多くが自他の感覚が曖昧になるような経験をしたことがわかった.
筆者はASD を健康や健常へと向かうべき存在として捉えるのではなく, この世界の多様な在り方をTD とは異なるやり方で捉えている存在であると考えている.
この世界は多様な世界像のスペクトラムで出来ている. 筆者は, このような多元的世界像に基づく世界構築の方法を探求している.
著者関連情報
© 2016 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top