日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: PC-01
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授業を通じての授産施設「かたるべの森」木工製品のデザイン提案
小宮 加容子小田部 剛石岡 葉子山越 双葉山代 修平桑田 奈々北橋 善範八鍬 明弘
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抄録

授産施設とは、就業が困難な障がい者が自活を目指し必要な訓練を行い、その者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設である。北海道保健福祉部障がい者保険福祉課の調べによると、平成24年度は653施設あり、平均工賃月額は25,105円である。平成18年度の調べでは施設数230あり、平均工賃月額17,306円であったため、この6年間で施設数、平均工賃ともに増加していることが分かる。しかし、さらなる工賃増加が必要である。そこで、2009年に授業課題として札幌市内にある授産施設への木工製品のデザイン提案を行い、現在も販売が続いている。 その経験を活かし、今回の報告は、2015年前期にある2年生の授業課題として、北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場と社会福祉法人当麻かたるべの森と連携し、かたるべの森で制作・販売する木工製品のデザイン提案に取り組んだ。そこで、この取り組みのプロセスと、選抜された作品について報告をする。

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© 2016 日本デザイン学会
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