抄録
2015年12月5日~2016年4月17日の約4か月間、あそびlab!オヘソの活動の一環として、札幌芸術の森の主催により札幌芸術の森 工芸館にて開催された長期型の遊びイベント「0さいからのげいじゅつのもりハコ× マチ× あそびlab!」の紹介と、そこから得られた結果、それに対する考察と今後の展望である。今回のイベントではハコマチ遊びとフロッタージュ遊びは、それぞれが独立した遊びとして成功していたように思われる。この2つは互いに独立したものであり、会場内では同じ空間を共有しているものの、遊び同士が互いに影響しあうということは想定していなかった。しかし、2つの遊びの間を子どもたちが行き来することでそれぞれは互いに影響し合い、発展を遂げるという結果になった。今回のイベントから学んだこととして、遊びの導入は必要であるということがあげられる。考察の結果から、当初期待していた「遊びの蓄積」という効果が得られるだけでなく、2つの「遊びの蓄積」がなされる遊びを組み合わせることで、双方の遊びが互いに影響し合い、遊びの蓄積の効果が増幅されながら遊び自体が発展していくことが示された。