抄録
台湾のスプリングベッド産業の関連文献は非常に少なく、スプリングベッドの歴史的発展の完全な資料の保存はなされていない。本研究では文献の調査を主要な研究方法とし、台湾のスプリングベッド産業の現状を集約、職人と工場産業のインタビューを補足として、台湾の手作りスプリングベッドの関連研究の史料を確立した。本研究は台湾のスプリングベッドの産業を3つの時期に帰納。それぞれ1.「産業の萌芽期」(1950~1981):この時期の産業は手作りでの製造を特色とする。2.「産業の安定期」(1982~2001):この時期は金属スプリングと金属家具の生産量が増加し、スプリングの製造用機器が出現。もともとの手作りでの製造から機械生産の形態へと変化。3.「産業ショック転換期」(2002~現在):WTOへの加入により、国内の大型ベットの売り場は増加していき、外国ブランドの代理店もこの時出現。この時期の工場の特徴は製造だけでなく、製造と販売のパターンも以前と異なる。