抄録
一定の設計公理をアルゴリズムにより反復的に適用することで複雑・多様な形態を生成する方法は,近年 "Algorithmic Architecture" 等として注目されている.しかしこれらにおいては,一般に生成されるものは ”形” のみであり,その形が有する物理的な特性や場との相互作用に関する具体的な情報は含まれない.これらを得るためには,形状生成とは別個の過程でシミュレーションを実施する必要がある.本論文では,公理的方法にもとづくアルゴリズムへ適応的アルゴリズムを導入することで,この状況の改善を試みる.これにより,より多様で物理的な形態の創発が期待できるものである.