抄録
近年、スマートフォンなどタッチパネルディスプレイ搭載機器が増加している。タッチパネルの誤操 作防止な ど触覚フィードバックを応用した先行事例は多くない。
本研究はさまざまな使用状況において触覚フィードバックが使用者に与える「印象と状況」に焦点を当てた。本研 究では2つの検証から構成されている。最初の検証は、被験者が作成し た触覚フィードバックの パターンとその印象を分析した。
進め方としては、スマートフォンのプロトタイプを作製し、被験者が設定した触覚パターンを実装し、別の被験者 に触覚パ ターンの印象を回答させた。この調査は3つの状況(依頼・ 催促・報告に関する メールに振動が付与)仮定して8つのパターンに て検証を行った。結果として は、依頼と報告に有意な差が現れたが催促には現れなかった。依頼に関しては、高齢者が振動を大きくすることでよりはっきりとした印象 や明るさ、心地よさ、力強さの印象を与えられることが明らかになった。このことで状況によって、異なる触覚フィードバックを 与えるこ とで、状況に相応しい触覚フィードバックを与えるができることと高齢者と若者で状況が異なることなどが示唆された。