日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
セッションID: D8-03
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y字型ハンドルを用いた歩行実験
盲導犬とユーザーの快適な歩行の実現に関する研究(その5)
井上 泰孝*白髪 誠一*赤井 愛*田上 貴久美
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抄録
本研究は,盲導犬とユーザーの安全で快適な歩行を実現するために,歩行時の盲導犬とユーザーの負荷の定量化を行い,その負荷を低減するハーネス,盲導犬からの情報をより的確にユーザーに伝達するハーネスの開発を目的としている。本報では,y字型ハンドルを用いた際の盲導犬への負荷を調べること,また,盲導犬ユーザーならびに盲導犬訓練士による歩行と学生による歩行における負荷の違いを調べることを目的に盲導犬模型を用いて行った歩行実験の結果を報告している。
盲導犬ハーネスには,y字型に加え従来型とねじり型を用い,20mまたは25mの直進歩行時のハーネス取付位置における負荷を計測している。実験協力者は5名で,3名が学生,1名の盲導犬ユーザーおよび1名の盲導犬訓練士である。歩行開始から停止までの負荷は2~15Nで推移しており,学生とユーザー・訓練士に大きな差異は見られなかった。
歩行実験の結果,盲導犬への平均負荷が学生ではユーザーに比べて大きくなるが,左右バランスは同様の傾向が見られた。y字型ハンドルは左右バランスが従来型,ねじり型に比べて最も均等となることが明らかになった。
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© 2017 日本デザイン学会
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