日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
セッションID: PB-03
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情報認識配分の変化を利用したインターフェイスの提案
毛 暁辰*水谷 元
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抄録

題材として、人がパンチングメタルの穴を通して対象物を見る際に、対象物から遠ざかると見づらくなり、近づくと見やすくなるという現象を取り上げた。この現象を起こす原因は、対象物が隠された面積が変化した為だと考えた。一方で、現在では技術の発展やビッグデータ等社会の情報化により、様々な新しいデバイスが出現してきている。またその中に「五感を使った感覚的な臨場感」を付け加えつつある。しかしながら、コンピューターの次のヒューマンインターフェースをかたち作る指針が明確にはなっていないように感じられる。本研究では、対象物がそのパンチングメタルの距離と穴の大きさによって情報構造が変わるという特質を利用し、先述の新しい技術やデバイスに対して、対象に接触しないジェスチャーで選択するインターフェイスの制作を試みた。

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© 2017 日本デザイン学会
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