日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
セッションID: C6-03
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書店で販売するための減塩醤油の創造
*田中 隆充浅沼 宏一稲田 喜隆栗澤 順一遠藤 芽衣大坪 秀之金澤 健介柳原 哲史
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抄録
岩手県は厚生労働省H22人口動態統計による人口10万人あたりの死亡率が男女ともに全国ワースト1位である.脳卒中の大きな要因の一つとして塩分摂取量が多いことにある.北東北では基本的な食の味が濃いため,日常的な醤油を単に減塩だけをしても薄味の醤油には馴染むことが期待できない.そこで新しい減塩対策醤油として,岩手県味噌醤油工業協同組合ではカリウムの効果に着目した.通常の醤油の味をぎりぎりまで保持しつつ可能な限りの減塩を行い,且つ,カリウムを補った減塩醤油を開発した.しかし,日常的に使用する醤油の価格と比較すると高額になるため,開発された減塩醤油の売り方,パッケージデザインの考え方を示す必要がある.本稿ではそれらの課題を解決するための創造を示す.筆者らは日常的に使用する醤油を事例に「岩手県民に健康を考えてもらう」ことを目的としており,従来売られているスーパーマーケットやコンビニエンスストアではなく,健康書籍の一環として販売することとした.そのため,辞書の背表紙のイメージを持ったデザインを提案し,実際に書店で販売した.
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© 2018 日本デザイン学会
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