抄録
本稿では、フィールドワークで検証したコミュニケーションロボットの価値と、価値を実現するために必要なキャラクタ性のデザインの要素について考察する。
地方鉄道でのフィールドワークによって、従来からコミュニケーションロボットの価値とされてきた機能的価値、情緒的価値に加えて社会的価値を検証し、これら3つの価値を同時に達成するための設計手法をキャラクタデザインと定義した。
キャラクタデザインとは、外観、話す内容、話し方、口調、声色、モーションが、その場に存在する理由、置かれる環境、所属する組織、担当業務や出来ることと一致しており、かつ、利用者にとって親しみやすく話しかけやすいロボットを設計することと仮定し、今後もフィールドワークを重ねながら、コミュニケーションロボットが社会に受け入れられるための方程式を導き出していく。