日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
セッションID: A7-02
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人文系研究のためのコミュニケーションロボットの開発(1)
ニュートラルなロボットデザインの試みと「キャラクタ」の重要性の考察
*長田 純一對馬 隆介山口 智治笹間 亮平
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抄録
本稿では、コミュニケーションロボットのデザインにおける「キャラクタ」の重要性について述べる。

人とロボットとのインタラクションの研究を行うために、キャラクタを持たないロボットの開発を試みた。

しかしながら、開発したロボットはひとつの明確なキャラクタをもっているものだった。

なぜなら、ユーザは、相互作用するロボットに対する認知活動を行い、ロボットの性格をイメージ化する。

ユーザは、相互作用するロボットに対する認知活動を行い、ロボットの性格をイメージ化する。キャラクターをロボットから完全に排除することは不可能なのである。

したがって、研究の目的とロボットの性格を考慮して設計することが重要である。

ロボットのキャラクタのデザインは、人間とロボットのインタラクションにおいて非常に重要であり、コミュニケーションロボットのための最も設計されたターゲットである。ロボットのキャラクタを設計することにより、ロボットをユーザに正確に伝えることができる。
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