抄録
本研究の目的は、2016年の研究を踏まえて、手書き図解が議論を深め、概念化をサポートできるかを検証することある。GTAやSCATなどを利用した手書き図解手法を、大学3年生に教示し、グループディスカッションにおける発言回数、コミュニケーションの過程、発言内容、彼らが制作した図解の構造変化を観察・分析した。2回のディスカッションを比較し、図解の一覧化が合意形成を支援していることがわかった。また、情報共有、情報のグループ分けおよび関係づけのスキルの向上が確認できた。
今後、概念化を効率的に実施する適切な空間や、ふさわしいラベル(概念名称)のつけ方の教示を追加することで、効率をあげることで、短時間の議論にも利用できるようにする。