抄録
近年,音声対話システムの普及が進み,適切な応答内容や自然な音声の生成について様々な研究がされている.ここでは,振動の付与によってモバイル端末上の情報に特定の印象を与えられることが明らかにされていることから,音声対話システムの印象向上を図るために振動を付与することを検討する.本研究では,複数の対話形式と振動パターンの組み合わせにおいて,振動の付与により対話の印象が向上するかを主観基準により評価する.また,対話に対する印象の評価において、若年者と高齢者を比較する.評価結果から,振動を付与することで対話の印象が向上することと,その傾向が若年者にのみみられることを示す.