日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
セッションID: A9-05
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体性感覚を利用した触覚矢印の概念の確立に向けて
*加藤 頌健安井 重哉
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抄録
本研究は、人間が視覚的に認知している矢印の働きを触覚的な認知に置き換える「触覚矢印」という概念の提案である。矢印の働きを「方向」、「動き」、「意味」と仮定し、三次元の静的な立体物とユーザが感じる皮膚感覚と深部感覚を組み合わせた体性感覚に着目しながら、矢印の働きを視覚的ではなく触覚的に表現するアプローチを行なっていく。「方向」に関してはルーバーのように、一定の角度を持つ静的な立体物の連続に着目し、ユーザがその上で手を動かすことによって、手を動かす方向ごとの「抵抗感」の違いを「方向の正誤」と一致させることによって表現する。「動き」と「意味」に関しては「方向」を表現する立体物に、ユーザが自身の手を左から右、右から左や時計回り、反時計回りなど様々な方向に能動的に動かすことを示唆する立体物を組み合わせることで、「能動的な手の動き」と矢印が示す「動き」や「意味」を一致させることによって表現する。また、目で視覚的に認知する矢印の特性と手を動かすことで、触覚的に認知する矢印の特性を比較することで触覚矢印としての概念の確立を目指す。
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© 2018 日本デザイン学会
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