抄録
近年、養蜂の現場は多様化しているが、現在世界で主流となっているラングストロス式養蜂巣箱は1851年に考案されてからデザインに大きな進化がない。本研究では、養蜂の現場・養蜂巣箱の現場や問題点、養蜂家のニーズを調査し、ラングストロス式養蜂巣箱に焦点を当てた養蜂巣箱の機能・設計要件の抽出をセイヨウミツバチの38の条件から作成した構造モデルから行った。そこから得られた知見からアイディア展開を行い、最終的にラングストロス式の養蜂巣枠を用いた養蜂家の作業の効率化や管理性に焦点をあてた1ユニット3枚の巣板で成り立つ全6ユニットの三角形構成の巣箱を製作し新たなセイヨウミツバチの養蜂巣箱の可能性を検討することができた。