抄録
本研究は、ゲームエンジンとオープンデータを用いた津波避難行動シミュレーションシステムを開発し、逗子市の津波避難行動を評価するものである。 傾斜平面を挿入して簡易に津波を表現することによって、システムの動作を軽量化するとともに、大規模エージェントとして、自律的に最も近い津波避難ビルや避難場所を探し出し、設定された速度で移動する避難者を作成した。 シミュレーションの結果、津波高さ10mでも人口の10%以上を占める大きな被害を被ることが明らかになった。 特に、歩行速度が遅い高齢者には多くの被災が見られた。