抄録
協同組合福岡・大川家具工業会と本学デザイン学科および住居・インテリア学科が連携した家具開発と開発した家具を広く公開する展示計画の教育的効果について、2014年から2017年の活動内容を踏まえて報告する。家具開発では、参加企業ごとに学生数名がチームを組み開発を行った。企業との共同作業により、家具に関する知識はもとより、計画力、意思伝達力など多くを学ぶ機会となった。2016年度から学部混合のチーム編成を取り入れた。デザイン学科の学生と関わることにより、プロダクトに関する一連のデザインプロセスなど、住居・インテリア学科では得られないスキルを体感することができた。展示計画は住居・インテリア学科が担当し、次年度への引き継ぎ及び上学年から低学年への指導効果も狙い、異学年のチーム編成とした。初めての実務経験の為、素材選定や納まり、予算など苦戦を強いられたが、企業の方々からの指導により実現した。2017年度は、3年継続して参加した学生がリーダーとなり、学生主体で実施できたことは協調性や統率力の育成など教育的に大きな成果であった。今後は、デザイン学科の学生も交えた展示計画など、連携を発展させていきたい。