本研究では,有効空地において開催された社会実験に着目し,有効空地の利用実態を把握することを目的とする。
;意識調査から,有効空地において3年間に連続で開催された社会実験における来訪者属性や社会実験に対する評価と要望を比較した。滞留調査から,社会実験における来訪者の滞留時間と滞留位置および滞留行為が各会場で異なることを把握した。回遊調査からクーポンが複数会場の来訪を促す効果があることを把握した。また,歩行経路調査から地下を利用する来訪者が多い会場と,地下を利用する来訪者が少ない会場があることを把握した。