広島市では、2005年(平成19年)より、景観行政の取組として、同市におけるラッピングバス・電車のあり方について、広島市景観審議会「車体AD専門部会」にて、事業者(広告主及び広告代理店)から申請される車体ラッピング広告の議案に対し、部会の専門委員に、事業者・行政を交え、デザイン協議が行われてきた。
;第一稿では、主題を「平和都市広島における車体ラッピング広告」とし、同市が設置する景観審議会「車体AD専門部会」について、発足の経緯から、同専門部会の仕組、成果と課題までを概観した。第二稿(2)は、同専門部会でのデザイン協議に基づく車体ラッピング広告のアウトプット記録及び、課題抽出を目的とし、同専門部会のうち専門委員と広島市当局らによる寄稿であった。第三稿である本稿(3)は、同専門部会の前記メンバーに、事業者として参加の2社を新たに加え、同市のラッピングバス・電車の未来について各々の専門的立場で、オムニバス的に述べる最終稿である。