本報告では、子ども向けアクティブラーニングプログラムを通して子どもの発想力を引き出す方法について考えていく。私たちは、商品開発のワークショップを行う子ども向けの2つの教育プログラムを設計した。子ども達が発想力を生かして面白い作品を作ってもらうことを目的とし、プログラムの中には子ども達の発想力を引き出すための工夫をいくつか取り入れた。プログラムのプロトタイプを実際に子ども達に検証したところ、特徴的な2つの事例があった。1つ目は子どもたちが正解を意識して作品を作るということ、2つ目は見立てができない子どもが多いということである。プロトタイプの事例より、正解や現実に囚われていることで発想力が抑制されたり個性が発揮出来なくなっていると考えられる。子ども達の発想力を引き出すには、正解をなくすことで自由な発想を促すこと、現実から離れて見立てが出来ることが有効であり、その結果として個性を発揮できるのではないだろうかと考えた。