日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第68回春季研究発表大会
セッションID: 3C-06
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大学生による地域愛着形成を促す実践のプロセスデザイン
地域学習教材「新潟ぱるた」を用いた場づくりを事例として
*堀川 強福本 塁
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抄録

地方都市における若年層の流出率の増大及び回帰率の低下により、地方都市および地域の持続性が懸念されている。こうした現状の中、地方都市の大学においては県外からの進学者が一定数見込まれるにもかかわらず地域との接点がないまま卒業し県外へ流出する実態が存在する。上記問題解決には学生が地域との接点を持ち地域愛着を形成することが重要である。地域との接点創りにおいて筆者は地域学習教材「新潟ぱるた」を開発し、地域の小学生を対象に「新潟を楽しみながら学ぶ場づくり」を行ってきた。「新潟ぱるた」は新潟県の各市町村の形に切り分けられた木製ピースを用いて3種類の遊びを通じて新潟県の各市町村の名称・配置関係・特産を認知することを狙いとしている。「新潟ぱるた」を用いた実践はこれまで43回行い延べ1,064人が参加を得ており、実践を通じて学生と地域が接点を持ち地域愛着形成を促す事例が確認された。一方学生が行う実践の経緯やそのプロセスデザインは世に広く共有されていないことが多いと指摘されているため、本研究では「新潟ぱるた」を事例としたデザインプロセスの報告を通じて他地域においても継続的な実践につながる要因を明らかにすることを目的とする。

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