サービスデザインの発想法と評価方法について検討した.発想により,ある程度のサービスの骨格を決めれば,システムデザインの方法でサービスの具現化が容易となる.評価はコンセプトに対する検証(verification)と有効性の確認(validation)をおこなうが,評価からもサービスの発想ができるので,本研究では,発想法と評価法を紹介した.発想の定番である発散→収斂させる方法に関し,アイディアの発散と目的の関係を述べた.目的が厳密に定義されていれば,アイディアを発散させる意味はないことを指摘した.この理由は情報の階層構造化,入れ子構造になっている為である.ブレインストーミングなどの自由な発想法と手がかりという制約条件を基に発想していく制約条件発想方法の相違について説明した.サービスデザインの評価方法として事前・事後評価法について解説し,評価だけでなく,評価結果からアイディア展開できることを説明した.最後にこの方法を活用した事例を紹介した.