エネルギーインフラの未整備による貧困問題の改善のため、タイの無電化地域を対象にソーラーランタンのプロジェクトを立ち上げた。これはデザイン教育の一環でリーダシップ育成の機会創出として2016年より、タイのキングモンクット工科大学と日本の慶応義塾大学環境情報学部(オオニシ研究会)の2国間大学によって行われた。我々の目標は、ソーシャルデザイン領域における「エネルギー支援」と「デザイン教育」の相互利益を発展させることであった。二国間の遠隔環境で、かつエンジニアとデザイナーという違った職能による、デザイン開発は、今日のデジタルファブリケーション技術によって達成された。また、両国の学生らにとって、タイの無電化地域(離島)でのワークショップや地元島民との交流経験は、大きなモチベーションとリーダーシップ精神をもたらした。このように、重要な社会問課題をデザイン教育に取り入れることで、課題解決とリーダーシップ育成の両方にメリットが生まれることが観察された。