主催: 日本デザイン学会
会議名: 日本デザイン学会 第69回研究発表大会
回次: 69
開催地: オンライン
開催日: 2022/06/24 - 2022/06/26
近年、デザインが対象とする領域はより広く、複雑になった。それはステークホルダーによって問題として切り取る部分が異なり、定義の難しい問題が対象となる状況が増えたということだ。これに対し、多様な背景を持つ他者と協働で実践を行う、協働的デザイン実践に関する研究の第一人者であるSanders&Stappersは、複雑な社会を持続可能な方向に進めるためにはデザインする対象を「探索する行為」が重要だとしている。探索する行為において協働的なアプローチは、他者との相互作用の中から新たな発見や解釈をすることが方向性を決定する点で意義を持つということだ。この状況に対して、本研究では「リフレクション」という概念の適用が重要な意味を持つと考える。
しかし現状、リフレクションという言葉を明確な定義なしに扱う研究や活動が散見される。そして、それによって3つの問題が発生していると捉えた。このことから、本研究ではリフレクションという概念の現状を調査し、それらを類型化して整理する。それにより、協働的デザイン実践においてリフレクションを設計する人々にとっての共通項を提示することを目的とする。