日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第69回研究発表大会
セッションID: 5B-05
会議情報

雨水飲料ボトルのラベルデザインの制作と評価
*近藤 晶笠井 利浩三寺 潤
著者情報
キーワード: Label Design, Rainwater, SDGs
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究の目的は雨水を用いた飲料の開発によって雨水活用に繋がるか明らかにすることである。開発する雨水飲料の商品名は「Amamizu Water」「Amamizu Cider」「Amamizu Soda」とし、ラベルデザインは水滴を円状につながるレイアウトとすることで雨水を飲む驚きや水の循環などのコンセプトを表した。飲料製造の全行程はミラーレスカメラやアクションカメラなどを駆使して撮影し、YouTubeを意識した編集を行った。雨水を用いた飲料を飲んだ人にアンケートを行い、ラベルデザインやメイキング動画と雨水への意識変容との関係を分析した。その結果、164名のうち111名が雨水へのイメージが変わったと答えており、雨水を用いた飲料による雨水活用推進の効果が見込まれる結果となった。今後はさらに分析を行い、意識変容に重要なデザイン要素を明らかにしていきたい。

著者関連情報
© 2022 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top