主催: 日本デザイン学会
会議名: 日本デザイン学会第71回研究発表大会
回次: 71
開催地: 九州産業大学
開催日: 2024/06/21 - 2024/06/23
新型コロナウイルス感染症の流行によるテレワークの普及は、働き方を変革し、効率の向上や通勤時間の短縮などをもたらしたが、職場のインフォーマルコミュニケーション(IC)の減少をもたらした。ICは「弱い紐帯関係」の構築に重要であり、人間関係の形成、協働促進、創造性の向上に寄与する。しかし、国内オフィスにおけるICの促進・阻害要因に関する研究は限られている。本研究では、アンケートと参与観察により、ICの促進・阻害要因を探求し、喫煙所でのICに注目した。喫煙所利用者のインタビューから「タバコミュニケーション好循環サイクル」をモデル化し、この知見を基に非喫煙環境にも適用可能なCCC(Cigarette Communication Card)を開発した。実装テストではCCCが休憩室での新たな対話と職務満足度の向上をもたらしたことを確認した。将来的にはCCCを通じて、企業内のICの価値が再評価され、多様な場面での使用を目指している。