日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第71回研究発表大会
セッションID: PA-17
会議情報

弱い紐帯の構築につながるインフォーマルコミュニケーションのデザイン
*佐藤 安弘荒 隆紀間宮 麻美谷中 迪彦三木 政英浅井 由剛早川 克美
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

新型コロナウイルス感染症の流行によるテレワークの普及は、働き方を変革し、効率の向上や通勤時間の短縮などをもたらしたが、職場のインフォーマルコミュニケーション(IC)の減少をもたらした。ICは「弱い紐帯関係」の構築に重要であり、人間関係の形成、協働促進、創造性の向上に寄与する。しかし、国内オフィスにおけるICの促進・阻害要因に関する研究は限られている。本研究では、アンケートと参与観察により、ICの促進・阻害要因を探求し、喫煙所でのICに注目した。喫煙所利用者のインタビューから「タバコミュニケーション好循環サイクル」をモデル化し、この知見を基に非喫煙環境にも適用可能なCCC(Cigarette Communication Card)を開発した。実装テストではCCCが休憩室での新たな対話と職務満足度の向上をもたらしたことを確認した。将来的にはCCCを通じて、企業内のICの価値が再評価され、多様な場面での使用を目指している。

著者関連情報
© 2024 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top