主催: 日本デザイン学会
会議名: 日本デザイン学会第71回研究発表大会
回次: 71
開催地: 九州産業大学
開催日: 2024/06/21 - 2024/06/23
この研究では空間認知データを得るための調査計画と内容および、発達段階による空間認知の差異を明らかにする。 2022年12月、奈良県内のA小学校の5・6年生を対象におこなった。空間認知調査により得られたデータを基に,GISを用いて空間の歪みを計測する。通勤通学路等のよく利用する街路・道路,店舗や施設など描画要素に着目した分析により認知空間を把握する。この結果をもとに空間的に認知空間と現実空間とのゆがみを定量把握する。 5,6年生の認知マップから歪みを抽出した地点と1番の地点を歪み抽出の基準点として1番のX,Y残差が0となるように1番の地点を除き3地点以上抽出した。また、X,Y残差の平均値を用いて5,6年生各学年の地図を歪ませ認知空間の歪みを示した。 結果より5年生は6年生と比較して大きく歪んでいることが読み取れる。また、5,6年生ともに駅周辺では大きく歪んでいることから、駅までの直線の道でなにか気になるような引きつける要素がある可能性が考えられる。スーパーや飲食店が多くあるエリアでは大きく歪んでおり、日常よく利用すると考えられる場所がエリアとして短く認知されている可能性がある。