抄録
本研究は、デジタルサイネージのユーザーインターフェースに関する実験的考察である。近年,デジタルサイネージの普及にともない,デジタルサイネージ使用時のUIについて様々な検討が行われている。しかしながら,デジタルサイネージ体験時の視覚行動特性について視線情報などの行動量や心理量を定量的に把握した研究は多くない。そこで本研究では、デジタルサイネージの映像再生方法に着目した3種類のユーザーインターフェースを提案し、それらを用いた実験を行った。実験の結果、視聴者が展示物に物理的に接触した際に動画再生をトリガーとすることで、視聴者の視線を展示物に誘導することが可能であることが示唆された。さらに、ユーザビリティ評価の低いユーザインタフェースは、動画再生への期待感を高める可能性が示唆された。