抄録
本稿はダンスレッスンのプラットフォームをデザインした実践報告である。2024年に日本のプロのダンサーが中国のダンス愛好者にオンラインでストリートダンスを教えた。中国では、教育政策の転換に伴い、ダンス教育のニーズが急増している。だが、ダンス講師の専門性やダンスを習う施設等に課題がある。一方、日本では、プロのダンサーの社会的地位が低く、それによりダンスだけで生計を立てることが難しいといった課題がある。本研究では、中国と日本のダンス教育においてそれぞれが抱える課題を、どのように解決することができるかを考察してきた。本研究の授業実践を通して、日中のオンラインダンス教育を実施することで、両国のダンス教育に対して、問題解決の手掛かりを提示できることが分かった。しかし、まだまだ課題は残されており、これらの課題を解決するためには、教材やプラットフォームのさらなる研究が不可欠である。