日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: PB-61
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学習マンガと推し活におけるサブカルチャーの肯定的な表現に関する研究
*金 品
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抄録

私は「推し活」をテーマに、学習マンガを通じてサブカルチャーを肯定的に描く試みである。推し活とは、特定の人物やキャラクターを応援する行為であり、現代におけるサブカルチャーの一端として、若者を中心に広く浸透している。従来、学習マンガは教育的な内容を直感的に伝える媒体とされてきたが、近年の研究やプロジェクトでは、娯楽性や物語性を兼ね備え、意図的な教育目的がなくても、結果的に学びを生む作品も含む広義の概念へと拡張されている。この新たな定義に基づき、推し活を通じて多様な価値観や趣味嗜好を肯定的に描くことを目的とする。特に多様性ジャンルに位置づけられる作品として、推し活が持つ社会的、心理的側面を可視化する。文献調査や資料収集、既存作品の分析を通じて、推し活の歴史や現状、特に女性キャラクターの心理や仲間間の関係性に焦点を当て、その特徴と効果を把握した上で、それを踏まえキャラクター造形や物語構成、コマ割りを検討し、推し活をテーマとする学習マンガの制作を進める。

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