デザイン学研究
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中心市街地のデザイン・ガイドライン : バークレー市の都市デザイン(2)
大森 峰輝藤谷 幸弘
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2004 年 51 巻 2 号 p. 7-12

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抄録

本稿は、バークレー市中心市街地のデザイン・ガイドラインについての調査報告である。地域社会がどのような形で歴史的資産を活かしながら魅力的な都市環境を創造し、デザイン規範に関する知識を共有しているのかを考察した。結果は、以下のようにまとめられる。1)デザイン・ガイドラインは、歴史的資産や文化的資産といった地域固有の価値を再認識し、中心市街地の将来像を見据え、魅力的な環境を中長期的に形成していくツールである。2)中心市街地計画では、店舗が都市的な魅力を高める上で欠かせないものと位置付けられている。歴史的資産の保全と新旧建築物の連続性、小売店舗やレストランのデザインに重点が置かれているところにデザイン・ガイドラインの特徴がある。3)デザイン・ガイドラインは中心市街地計画を推進していく上で欠かせないものであり、建築デザイン等の規範が具体的かつわかりやすく示されている。

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© 2004 日本デザイン学会
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