2017 年 64 巻 2 号 p. 2_65-2_72
デザインのイメージを表現する際にオノマトペを用いる場合があるが、デザイナーと非デザイナー間でイメージ共有が成立しないことがある。この問題は、デザインの知識や経験の有無によりオノマトペに対する印象や使用法に違いがあるために生じるのではないかと考えた。そこでデザインの知識や経験の有無により、オノマトペに対する印象や用い方にどのような違いがあるのかを明らかにすることを目的とし、研究を行った。
実験1の結果から、デザイン経験のある人は、発想したデザインのイメージを伝えるためにオノマトペを利用する頻度が高く、経験のない人に比べ各オノマトペの印象の違いが明確化していると考えられた。実験2の結果では、経験のある被験者の方が使用するオノマトペに多様性が見られた。考察により、デザイン経験のある人はデザインの特徴などを伝える中で多様な表現を用いるため、使用するオノマトペの語彙が豊富であると考えられた。