デザイン学研究
Online ISSN : 2186-5221
Print ISSN : 0910-8173
ISSN-L : 0910-8173
若年層インスタント・メッセンジャー使用についての基礎調査(2)
─15歳,18歳,21歳に対するインタビュー調査
桐谷 佳惠
著者情報
ジャーナル フリー

2024 年 71 巻 2 号 p. 2_7-2_16

詳細
抄録

 LINE に代表されるインスタント・メッセンジャー(以下IM)コミュニケーション行動と性格特性の関係を経年で研究するため,今回はIM使用について予備調査としてインタビューを行った。2023 年秋,15歳10名、18歳5名、21歳12名に対し,複数人もしくは単独のインタビューを行った結果,以下のことが明らかになった。よく使われるツールはLINEとInstagramで,前者はより親しい人,後者はそれほど親しくない人に使われる傾向があった。15歳ではこれらのツールはやり取りを楽しむために使われるが,21歳では必要事項の連絡手段の側面が強くなった。多くが中学時代までにスマートフォンを使い始めるが,15歳では使用開始年齢が他の年齢より早かった。いずれの年齢でも,親や非常に親しい友人を除いて,誤解が生じないようやり取りの際にはとても気を遣っていた。以上より,別報のWEB調査で明らかとなったいくつかの事実が改めて確認された。今後は,仲間への同調だけでなく,共感性や失敗などの観点から研究を進めることとした。

著者関連情報
© 2024 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top