鳴門教育大学
p. 153-156
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1990年8月22日の台風14号の強風は, 海水を白く舞い上がらせ, 2日後の8月24日の正午頃には, 大学構内の落葉樹数種の葉が枯死した.特に風のあたる方向で枯死が著しかった.枯死した葉と正常な薬を採取し, 葉から溶出するイオンを分析したところ枯死の原因は風に含まれるNa^+による塩害であることが結論された.Na^+の葉内への取り込みの結果K^+をはじめMg^<2+>, Ca<2+>などの流出がおこり枯死に至ったものと考えられる.3種の落葉樹でさらに模擬実験を行い, 同様の結果を得た.
日本科学教育学会年会講演論文集
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