日本科学教育学会年会論文集

表紙・目次

表紙

原稿種別: 表紙
p. Cover1-
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_Cover1

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[OTHERS]

原稿種別: 付録等
p. App1-
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_App1

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目次

原稿種別: 目次
p. Toc1-
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_Toc1

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発表

A121 暗算指導の今日的意義 : 見積りと暗算との関連

岩崎秀樹

原稿種別: 本文
p. 1-4
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_1

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計算指導の再検討にともなって、見積りの指導がしばしば強調される。しかしその課題意識のわりには、論理が必ずしもともなっているとはいえない。それは見積りにおける手続き的な側面に目を奪われて、その概念的な側面が看過されているためと思われる。しかし見積りの手続きと概念の両面に暗算は深く関与しており、したがって暗算の今日的意義は電卓使用の日常化を背景におき、見積り指導を前景におくことで明確になると思う。暗算を計算および計算指導の歴史的文脈の中に位置づけ、暗算の意識的活用つまりメタ計算をその今日的な意義とした。

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A122 数学教育における数式処理システムの導入 : 連立方程式の解法における一考察

高橋正

原稿種別: 本文
p. 5-8
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_5

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現在、高校の数学教育現場には、パソコンをはじめ多くのコンピュータが導入されはじめた。しかし、数学教育としての有意義な使用が少ない。特に、数式処理システムはやっと高校の数学教育現場で使えるようになった段階である。どのような使い方によってどんな概念の獲得が助長されるのかについて、実験的な研究の積み重ねが必要である。これらの研究を集積することによって初めて数式処理システムを用いた数学の教授は、数学教育において、重要な指導方法となる。そのための実験的な研究の一つとして、高校での連立方程式の解法指導及びそれを用いる問題に、数式処理システムを効果的に導入する方法を考察する。

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A123 子どもの数と計算に関する一考察 : Steffe's Composite Unitによる

平井安久

原稿種別: 本文
p. 9-12
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_9

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小学校1年生のたし算の問題(既習と未習の問題を含む)を解く際に, 子どもにCOMPOSITE UNITが形成されているかを調べ, そのことと子どもが見せるストラテジーとの関連について調べた. その結果, オハジキを使って解く子どもにはCOMPOSITEの欠如に起因する誤答は出にくいこと, 指を使った計算ではCOMPOSITEの欠如は誤答に関係しやすいが, 指パターンに強く依存した子どもでは, COMPOSITEが形成されていなくても誤答に直接結び付かない場合もあることがわかった.

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A124 分数およびその計算手続きの意味の理解に関する認知科学的研究 : 長さの測度としての分数概念の認知水準とその認知モデル

真鍋達貴

原稿種別: 本文
p. 13-16
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_13

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長さの分数記号による表現とその図形的な表現間の相互変換能力の獲得に、数多くの子供たちが強い困難を示すことは、世界的に共通な傾向として広く知られている。本稿の目的のひとつは、この能力獲得過程において存在するいくつかの知識水準発見し、その操作的定義を与えるための課題群を開発することであり、もうひとつの目的は、これらの知識水準の認知モデルを構成するための方法を開発することである。

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A125 コンピュータの利用によって具体化される新しい幾何学習 : 幾何図形の変形を行うソフトCabri-Geometry

清水克彦

原稿種別: 本文
p. 17-20
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_17

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本研究においては、数学教育特に幾何の学習におけるコンピュータの利用について、その役割を指摘する。幾何の作図ソフト「カブリ・ジェオメトリー」を取り上げ、それを利用することで「仮説設定活動が可能になること」・「図形の性質の発見・理解が促進・深化されること」・「新しい内容を容易に取り扱えること」が新しく具体化されることを示す。

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特別課題シンポジウム『知的創造に向けての情報化社会における数学教育の展開』

原稿種別: 付録等
p. App3-
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_App3

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A131 新しい数学教育の哲学と具体的展開 : 新教育課程 (知的創造に向けての情報化社会における数学教育の展開)

寺田文行

原稿種別: 本文
p. 21-24
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_21

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情報化時代を向かえて, これからの教育における数学の役割は大きい。社会からは特に一般大衆の数学的な知性が要請されるのとは裏腹に, 数学離れの傾向も進行している。中学校までは数学に興味を持ち続けた生徒が何故高校で落ちこぼれていくのか。また, 数学を単なる計算術とみて, 興味を抱けなかった生徒を引きつけることが何故出来なかったか。高校の数学教育を主題として文部省科学研究費のサポートのもとに続けられた「数学教育の会」はその最初の回答を, 今回の新カリキュラムによって回答した。以下はその基本哲学のあらましである。

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A132 コンピュータを利用した数学教育とその具体的展開 (知的創造に向けての情報化社会における数学教育の展開)

竹之内脩

原稿種別: 本文
p. 25-28
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_25

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A133 学校教育におけるコンピュータ利用の困難点：徳島県における情報教育推進の現状から (知的創造に向けての情報化社会における数学教育の展開)

服部勝憲

原稿種別: 本文
p. 29-30
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_29

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平成元年に新学習指導要領が告示され, 小学校・中学校・高等学校・特殊教育諸学校における新教育課程の全面実施が目前に迫っている。情報化への対応がその大きな柱の一つとなった今回の改訂であるが, 本県の情報教育の現状はどうであろうか。ハードウェア・ソフトウェアの整備 ,教員研修の観点から検討を加える。

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A134 中学校数学料におけるコンピュータ利用の実際 (知的創造に向けての情報化社会における数学教育の展開)

香川朗

原稿種別: 本文
p. 31-34
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_31

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今、中学校は、本格的なコンピュータの導入の時期を向かえた。この導入に対して現場では大きな期待とともに不安も隠せない。はたして本当に役に立つのか。そして、数学科においてはどのような可能性があり、どのような利用方法が適しているのか。また、問題点は何か。ここでは、具体例を通して以上の点について考えていきたい

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B111 「科学教育研究」の動向と今後の課題

広瀬正克

原稿種別: 本文
p. 35-36
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_35

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B112 学会誌からみた「科学教育研究」の動向と課題 : 科学教育研究の性格づけについて

吉崎静夫

原稿種別: 本文
p. 37-38
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_37

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本稿では, 科学教育研究の性格を研究領域と研究方法の観点から検討した。そのために, 「科学教育研究」の第9巻と第14巻に掲載されたオリジナル論文, それぞれ16編と18編の内容を分析した。その結果, 領域としては理科教育に関するものが圧倒的に多く, 学際的・総合的なものが少ないことがわかった。また, 方法に関しては第9巻と第14巻との間に大きな違いがみられた。そして, これらの研究動向をふまえて, 学際的・総合的な研究プロジェクトの必要性が強調された。

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B113 教育実践研究としての科学教育 : 教育現場の立場から

井口磯夫

原稿種別: 本文
p. 39-40
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_39

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B114 アンケート調査の分析結果からみた科学教育研究の課題と対策

赤堀侃司

原稿種別: 本文
p. 41-44
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_41

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本報告は、科学教育研究論文のあり方に対して、その課題および課題に対応する対策について、述べている。その課題と対策について、学会構成員にアンケート調査を実施した。その結果、①論文誌の性格は、科学の教育にウエイトをおくか、教育を科学的に扱うか、で意見が分かれており、②内容的には、教育実践にウエイトをおくか、研究論文にウエイトをおくか、で意見が分かれた。③改善のための対策では、学会誌で扱う内容の幅を広げる、年会や研究会と連係する、等の意見が、出された。

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B121 科学教育思潮の変遷

下條隆嗣

原稿種別: 本文
p. 45-48
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_45

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科学教育に対して, 最近, 環境教育, STS, 情報化(コンピュータの活用), 科学的基礎能力, 創造性, 多様化等多彩な要請が寄せられるようになってきた. これは科学と社会の関連がこれまでになく深くなり, 科学の多面性が増大したこと, すなわち「科学の社会化」から派生していると考えられる. また, 科学哲学の進歩等の影響も見逃せない. 科学教育は科学・哲学・社会から深く広く挑戦を受けていると言えよう. この小論では, この問題を, 人々の意識の変化, カリキュラム変革, 科学哲学, 認知論, 科学の変化, 科学の社会化, 科学と国家・社会との関係, 科学の価値等の分析を通して考察する.

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B122 非西欧世界におけるSTS教育の意義

川崎謙

原稿種別: 本文
p. 49-52
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_49

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西欧自然科学が普遍性を標榜することと、非西欧社会がその普遍性を信じることとは、区別されなければならない。普遍性の標榜は、科学が成立するための本質的前提である故、西欧社会固有の問題である。非西欧社会における科学教育に於いては、この普遍性を西欧社会固有の問題として考察しておかなくてはならない。社会環境を正しく考慮して、科学の持つ意味を教えようとするSTS教育のみが、このような観点を提供できるのである。

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B123 科学教育における認知心理学からのアプローチ

菅井勝雄

原稿種別: 本文
p. 53-54
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_53

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科学教育への近年の認知心理学からの新しいアプローチを議論している。ここで、、とくに提案されるのは、これまでの科学教育における教育の方法としての発見学習や仮説実験授業などにみられるように、仮説ー検証法がいわばステレオタイプに科学方法とみなされ扱われてきたが、それよりもむしろ見方や枠組みの変換が重要であることを、近年の科学史・科学哲学などとともに関連させて、論じ示している。

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B124 国際協力と科学教育

近藤勲

原稿種別: 本文
p. 55-56
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_55

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過去10年間余に、主として国際協力事業団などの専門家として海外協力事業に参加する機会を与えられた。筆者は、他の大勢の専門家・研究者と比べ、海外技術協力などの経験はきわめて乏しいが、課題研究の『明日を拓く科学教育』に発表する機会を与えられたので、汗と恥をかきながら奮戦した体験をあらためて整理し、「国際協力と科学教育」の題目の下に、国際協力や科学教育の実践にともなうむずかしさ、課題、及び実施理念などを述べる。

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B125 アジアの科学教育と国際協力の展開

大隅紀和

原稿種別: 本文
p. 57-58
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_57

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国際協力という場合, すでに一人が視野におさめることができる範囲からはみ出す事柄がおおい。ここでは, あくまで個人の立場で, これまで経験し学んだことから, 表題のテーマへのアプローチを試みる。本稿で紹介する以外にも, 筆者の知らない教育研究機関も少なくない。また名称も変わっているかも知れないことを断っておきたい。そのうえで, 日本の科学教育の推進が.この地域の科学教育の振興に貢献できるのか, どうか。またそのためには, 何を目標として, どのような取り組みが必要かなどを考える。

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B131 生活科の実践、展開と課題

根本和成

原稿種別: 本文
p. 59-62
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_59

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教職免許法の改正により、教員養成大学の小学校教員養成過程では、教科専門科目「生活」と、生活科教育法の各2単位ずつが免許状の要件科目になった。一方、教育現場では、早くから生活科に類する教科の実践を試みていたところもあり、また、文部省の指定校を中心とした実践活動が試行され、それについての現場の反響は異常なまでの高まりを見せている。この時期に、これらの現場の実践に対応して、教員養成大学の立場ではどのような展開と課題をかかえているかについて検討したい。

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B132 徳島県における小学校生活科の現状と課題

松田伯彦, 浅野弘嗣, 浦光博, 〓口俊, 奥村清, 重信陽二, 安藤幸, 太田昌子, 広瀬月江, 片山美智代, 佐藤 ...

原稿種別: 本文
p. 63-66
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_63

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徳島県の生活科の実施状況及び問題点等について調査した。その結果、実施率は、60%程度であった。問題点で非常に多かった事項は、準備等の教師の負担増、施設等の不足、戸外への引率等の安全管理の不安、教師の関わり方、評価の観点基準等である。これらを如何に克服するかが生活科の鍵であろう。実施して良かったことは、子どもが意欲的になり、感動し、生き生きした姿が見られたこと。

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B133 小学校生活料におけるカリキュラムの分析 : 研究推進校の実態調査をもとに

辻田賢次, 松本伸示

原稿種別: 本文
p. 67-70
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_67

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全国各地で実践されている生活科の先導的な研究の実態を調べる方法として30都道府県の48小学校から資料を収集し、カリキュラムの分類分析を行った。その結果、各学校で学習内容の配当など独自性が認められるがいくつかのパターンで類型化できること、従来の理科を踏襲している単元でも生活料の目標に合わせた様々な活動内容が組まれ、その内容にも共通した部分があることが明らかになった。

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B134 子ども達の世界構成を保証する生活科

森本信也

原稿種別: 本文
p. 71-72
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_71

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生活科の「自分なりに考え、工夫し、それを表現する」という評価項目は、子ども達の「恣意的な認識の世界」を主軸にした学習を志向している。このような学習の保証は、固有の世界観に基づく学習を準備し始めている子ども達にとって、自らの論理により「知識=科学」を構成する初めての契機となりうる。この経験は、教科教育の内容理解への糸口となるばかりか、既成の文化伝達に傾斜しがちな従前の教科教育のありようをも変え得る。

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C111 理科の問題解決プロセスでの仮説設定に関する研究

梅津研一, 木村捨雄

原稿種別: 本文
p. 73-76
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_73

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今日、理科の学習においては、観察や実験などを通して、子どもたちに問題解決能力をつけることが強調されている。観察・実験を行う場合には、当然、検証されるべき仮説を立てることが重要となってくる。つまり、子どもたちが問題に対して、どのような仮説を立てるか、あるいは立てることができるのかを、教師は把握しておくことが大切である。そこで、今回小学校理科で取り上げられているてんびんやてこの釣り合いに関して、今後の学習指導上の手だてを探るために、子どもたちがどのようなきまり(仮説)を立てるのかを調べた。

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C112 圧力概念の混乱と解決方法の検討

河原田廣司, 千葉孝一

原稿種別: 本文
p. 77-78
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_77

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中学生にとって, 圧力概念は難しいものの一つである。圧力概念についての混乱が見られる。そこで, 圧力の教材を検討してみようと思った。

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C113 小学生の光に関する認識の調査とその一考察 : 光の反射を中心に

竹下礼生

原稿種別: 本文
p. 79-82
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_79

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光に対する子どもの考え方は, 自分に物が見えるという現象が先行し, 光が存在することにより物を見ることができるという, 科学的な見方とは逆の考え方をするといわれている。そこで, 小学校で学習する光に関する科学的見方・考え方が, 子ども特有の自己中心的な考え方にどのように影響し変容しているかを調査することにした。調査のための問題を作成し, 学習指導前後において実施したので, その内容と結果について報告する。

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C114 生徒の電流概念形成に影響を与える要因

河本隆弘

原稿種別: 本文
p. 83-86
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_83

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本研究は, 生徒の電流概念の形成に影響を与える要因を, 授業実践を通して明らかにすることを目的とする。本研究の結果, 以下のことが明らかになった。(1)消費的な考え方が変容しなかった生徒は, 実験で測定した「電流の強さ」と晋段使う電気という言葉の中に含まれている「電気エネルギーの強さ」とを混同して捉えていた。(2)本単元で目標とする考え方に変容することができた生徒は, 電子レベルの科学的な諸知識を断片的に獲得しているだけでなく, それらを統合的に理解していた。

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C115 理科教育における構成主義的認知研究と授業改善 : 物質の粒子性を事例に

片平克弘

原稿種別: 本文
p. 87-90
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_87

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構成主義的認知研究の実践に対する寄与は, 子ども達の理解研究に対して, 研究者や実践に携わる教師により深い洞察を喚起したのみならず, 教師の授業観や子ども観の意識改革を伴う点にある。本研究では, 理科の教授. 学習を構成主義的観点から再検討し, 構成主義の立場からの理科の授業改善の課題を探る。

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C121 高校物理における生徒の質問

内川英雄, 山内有明

原稿種別: 本文
p. 91-92
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_91

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大学入試問題の解法に傾きがちな高校物理の授業で、教師が生徒の質問を気軽に受け入れる姿勢を示すと、素朴で新鮮な質問がでて楽しい雰囲気が生まれた。いくつかの質問例を挙げ、それに対する教師の対応などを報告する。

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C122 衝突現象の科学教材化に関する研究 : 破壊、付着、クレーター形成実験

安本義正, 武石洋征

原稿種別: 本文
p. 93-96
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_93

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試作した衝突実験装置を用いて、破壊、付着、クレーター形成実験を行なった。破壊現象については、プラスチック製飛翔体を石膏円盤に衝突させ、衝突速度によって、同心円状の割れが生じるなど興味ある現象が観察された。粘土を用いた付着現象、さらに粘土及びアルミナ粉体を被衝突物体に用いた場合のクレーター形成現象については、飛翔体の衝突角度及び衝突速度に依存した結果が得られた。

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C123 物理実験指導上の盲点

相馬信山

原稿種別: 本文
p. 97-98
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_97

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理工系の大学生にたいして、物理実験は技術教育の基礎として重要な面を持っている。高校の物理実験を高度にしたものだと考える程度の指導法では、十分な効果をあげることができない。指導上の盲点と言うべきものがあるので、２〜３の例を挙げて注意を喚起したい。

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C124 高校生とノンサイエンテイストのための物理視聴覚教材の試作 : 「原子」分野の発見

吉江森男

原稿種別: 本文
p. 99-100
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_99

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現在の高校物理の履修率は現行1981年以前と比べ大幅に減少している。「原子」分野の科学上の発見や科学者の人間的側面についての教材を試作している。このような内容が科学を専攻していない学生にも役立つという意見に試作の1つの動機がある。

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C125 小学校教員養成課程に於ける物理学カリキュラム : 物理嫌いの子供を作らないために

福岡登, 跡部紘三, 松川徳雄, 本田亮, 斉藤晴男

原稿種別: 本文
p. 101-104
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_101

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高等学校における「物理」履修者減少の問題はいろいろと論じられ, その原因の一つとして, 小・中学校における物理分野の指導の影響が指摘されている。この解決のためには教員養成大学・学部に於ける物理学のカリキュラムを見直す必要があると考える。小学校教員養成課程に入学してくる学生について高等学校及び大学入学以後の物理学履修に関する実熊調査をおこなった。また, 教員養成系大学・学部に於ける物理学関係の講義の内容についても調査した。この結果をふまえ, 新学習指導要領に含まれる物埋の内容を指導するにたる知識・能力をもった小学校教員を養成するための物理学カリキュラムを作り, それにもとずいて講義を行った結果について検討する。

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C126 「医学・ライフサイエンスに関わる物理学」分野のデータベース構築II

赤羽明, 勝浦一雄, 林昌樹

原稿種別: 本文
p. 105-106
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_105

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標題分野の教材のデータベース(以下d bと略記)化を試みた。この分野そのものの体系化がまだ十分なされていない現状を考濾して、まず小規模なdbのモデルの桐築を試み、キーワードの設定、シソーラスの作成、dbの構造、データを検討した。データは、学術雑誌および啓蒙的な解説、読物を最新の雑誌や書物から収集した。今回は、主に物理学、放射線・核医学などの主題カテゴリー別に用語の索引を作成した。

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C131 理科教科書に登場する人物の男女比調査

上西一郎, 秋吉博之

原稿種別: 本文
p. 107-110
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_107

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教科書の特色を探る一方法として、本文の挿絵に登場する人物の数量化を試みた。人物に関しては「人物登場率」を、また、その男女比に関しては「女性登場率」を規定して、各種の教科書の内容を比較した。その結果、高校物理教科書の女性登場率は、平均23.8%に、また、中学校理科教科書の女性登場率は、平均31.0%になった。

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C132 市民のための科学教育(3) : 女子に対する理科教育の歴史的分析から(続)

原田智代, 地頭所智子, 鈴木善次

原稿種別: 本文
p. 111-114
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_111

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科学技術社会においては市民一人一人に科学技術に関わる問題の理解や解決の能力が求められる。しかし、女子学生の中には男女の社会的役割分担という社会通念の影響を受け理科の学習について無関心になっていく場合も見受けられる。このような考えの背景の一端を明らかにする目的で戦前の理科教育における男女間での違いを中等教育レベルで検討した。その結果、教授要目の改正ごとに異なるが、各科目において授業時間(量)、授業内容(質)に違いが見られた。

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C133 理科教育における人体の扱いの史的考察

奥井智久, 寺木秀一

原稿種別: 本文
p. 115-116
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_115

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本報告では、小学校理科における人体にかかわる内容について、明治5年の学制領布の時代から平成元年の学習指導要領の改訂に至るまで、そのねらいや分量などの変遷を概観し、人体の扱いが保健衛生的な観点から理学的な観点へ、そして自然事象の追究から人体との相互関連への追究と変化してきた過程を明らかにする。

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C134 W.T.ハリスの自然観に関する研究 : らせん型初等理科カリキュラムの理論的基礎

庭野義英

原稿種別: 本文
p. 117-118
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_117

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本研究は、1871年実物教授の教材群をらせん型に配列し初等理科カリキュラムを作成したハリスの思想的背景の研究の一部である。このようなカリキュラム成立の背景には彼の自然観、科学観、教育観があると思われるが、本研究では自然観に焦点を当てて発表する。

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C135 高等学校理科の教育課程に関する調査 : (1)現行学習指導要領のもとでの各科目の開講状況

猿田祐嗣, 梅埜國夫

原稿種別: 本文
p. 119-122
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_119

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現行学習指導要領のもとでの高等学校理科の各科目の開講状況について、全国から無作為に抽出した1000校の高等学校に対してアンケート調査を行った。回答の得られた830校について集計した結果、①第1学年では理科Iを必修科目とする学校が90%を超える、②普通科ではコース編成により履修科目が異なる、③職業科では学科の性格に応じた科目の履修が行われているが、第3学年で理科を履修しない学校が3分の1に達することなどが明らかとなった。

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C136 高等学校理科の教育課程に関する調査 : (2)改訂学習指導要領施行後の各科目の開講予定

猿田祐嗣, 梅埜國夫

原稿種別: 本文
p. 123-126
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_123

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改訂学習指導要領施行後における理科の各科目の開講子定を、全国の高等学校1,000校について調査した。その結果、普通科では、IBとIIのつく科目の開講予定が多いほか、IAや総合理科についても、かなりの学校が開講を予定していることがわかった。職業科等では、総合理科とIAのつく科目の中から、2または3科日を開講予定にしている学校が多いことがわかった。さらに、開講または非開講の主な理由についても調査した。

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D111 高等学校の化学計算問題解法に対する一考察

江川嘉一

原稿種別: 本文
p. 127-130
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_127

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高等学校で学習する化学の計算問題は, ほとんどが比例計算であり, 比較的簡単であるにも関わらず, これを苦手とする生徒が多い。そこで計算問題を公式化することを考えた。そのために化学用語を表す記号の統一を提案し, グラム当量や規定度に代わる新用語を考案した。

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D112 組換えDNA技術の教材化 : 実験方法の簡便化とその実践

貝沼喜兵

原稿種別: 本文
p. 131-134
発行日: 1991年
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_131

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組換えDNA技術の実験を"選択生物"で実施することを前提として実験の簡便化を試みた。問題点は制限酵素処理後のフェノールによる除タンパクであるこの操作を省略しても、実験結果に大きな影響がないことを確かめ、生徒実験を実施し、成功させた。

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D113 生活の中の化学物質を考える(1) : 洗剤

東田純一

原稿種別: 本文
p. 135-138
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_135

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われわれは清潔で快適な生活を送るためには洗剤は不可欠である。しかしながら、洗剤を化学物質として捉えていないので、現在水汚染等が重大な問題になっている。そこで、洗剤を用いて物質観を養う教材を開発した。

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D114 高校理科における生徒実験の実状について

寺川智祐

原稿種別: 本文
p. 139-142
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_139

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理科において発見的、探究的実験を課すことの必要性・重要性が強調されるようになってから既に久しいが、高校理科においては観察・実験は必ずしも論旨通りには行われていない。今回の発表は、高校においてどの程度観察・実験が行われているかを、広島大学理学部・教育学部の第3学年の学生を対象として行った調査の一部である。

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D121 欧米における環境倫理の系譜

阿部治

原稿種別: 本文
p. 143-144
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_143

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欧米の環境倫理は、「人間中心主義」と「生命中心主義」の2つに大別できる。人間中心主義は、環境に利害関心を要する人間の基本権を侵害してはならないという道徳的義務によって活動を正当化し、環境に対する義務はあくまでも人間共同体に基礎を置くとする考えである。これに対して生命中心主義は、動物や自然物が本来的権利をもっという理由で自然を保護する行為の正当性を主張し、自然に基礎をおく考えである。

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D122 環境問題とエネルギー教育(II)

十亀好雄

原稿種別: 本文
p. 145-148
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_145

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地球規模での環境問題を考えるとき、そこには世界的な人口増加の問題をはじめ食糧・水・鉱物・森林・など各種の資源問題、石油を主としたエネルギー問題、産業界での技術開発問題のほか政治や経済面での諸問題が関与してくる。従って、地球環境の問題はそれらを包括した問題として認識し、次世代の青少年たちには、これら諸問題についての広い知識や地球環境への関心と実践力を身につけさせていく教育が必要である。そのために、今日の青少年たちはこうした環境問題やエネルギー問題などに対して、どのような意識をもっているのかを知る必要から、大学一回生を対象としたアンケート調査を行った。

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D123 生涯教育における環境教育のプログラム

谷口弘一, 鈴木順雄

原稿種別: 本文
p. 149-150
発行日: 1991/07/26
公開日: 2018/05/16

DOIhttps://doi.org/10.14935/jssep.15.0_149

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