日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
会議情報
発表
A121 操作を重視した概念モデル : 中学生における動物と昆虫の分類
荒川 博利濱中 正男下條 隆嗣
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 177-178

詳細
抄録
知識の本質的事象と考えられる「概念」について、本研究ではその捉え方を明確にし、その上で、中学生の行った「動物と昆虫の分類操作」について考察した。その結果、論理学・認知心理学・理科教育学における概念の捉え方は時代や立場の違いによって様々で、本研究においては「操作的機能を実現している知的活動」を「概念」とするのが適当であると考えた。また、中学生の分類操作では、概念間の上位下位関係の知識を持っていても個別の事象について常に上位下位関係について正しい判断をするとは限らないことなどがわかった。
著者関連情報
© 1995 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top